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令和5年度 企業経営理論(戦略論)で2次試験において注意してほしい問題


みなさんこんにちは
TBC受験研究会統括講師山口正浩です。今回は令和5年度第1次試験の企業経営理論(戦略論)の問題のうち2次試験で注意してほしい問題を紹介します。1次試験のテキスト確認しながら知識を拡充させましょう!

企業経営理論の戦略論の問題は、2次試験の事例Ⅰ~事例Ⅲにとても深くかかわってきます。

例えば、令和4年度の第2次試験の事例Ⅰ、事例Ⅱを見ても、令和4年度の第1次試験に関連する内容が出題されています。

第1問 ドメイン

事例Ⅰ・事例Ⅱ・事例Ⅲの戦略問題に出題されます。選択肢ウのシナジー効果との関連が大切です。(参考:2023年版速修テキスト「企業経営理論」p8-9、p12-16)

第2問 VRIOフレームワーク

事例Ⅰ・事例Ⅱ・事例ⅢでSWOT分析が出題されたときに、S(強み)の優先順位に使用します。選択肢エのような場合、どのようなときに競争優位性を持続的に確立できないことがあるのかを考えてみましょう。(参考:2023年版速修テキスト「企業経営理論」p87-90 )

第5問 競争地位別戦略

事例Ⅰ・事例Ⅱ・事例Ⅲで、自社の競争地位を判断する場合に必要な知識です。中小企業は企業Bを目指すことが多いため、どのような戦略の方向性をとればよいか考えてみましょう。(参考:2023年版速修テキスト「企業経営理論」p68 )

第6問 先行者優位性

事例Ⅰ・事例Ⅱ・事例Ⅲで、新しい市場に参入するようなときに必要な知識です。どのような場合に先行者となる企業の優位性が維持されやすいかを考えてみましょう。(参考:2023年版速修テキスト「企業経営理論」p57 )

第7問 M&Aと戦略的提携

選択肢ウは、中小企業が大企業と提携する際のメリットを問うような問題の際に役に立つ知識となります。(参考:2023年版速修テキスト「企業経営理論」p33-36)

第8問 新事業や新市場の創出

選択肢エのブルーオーシャン戦略は、新試験委員の論点の一つです。TBC受験研究会の受講生(2次集中DVD通信講座、2次短期DVD通信講座)の方は、すでに送付しました「〔事例Ⅰ~Ⅲ〕新試験委員対策【講義レジュメ】」を、もう一度、復習しましょう。令和5年6月に事例問題として作成したものが、ズバリ!そのまま出題されています。2次試験に出題された場合には、確実に得点しましょう。

第9問 イノベーション

吸収能力と併せて、バウンダリー・スパンニング、企業の渉外担当者の知識もインプットしておきましょう。(参考:2023年版速修テキスト「企業経営理論」p103‐104、p110、p112)

第11問 SECIモデル

すでに事例Ⅰに出題されていますが、もう一度復習しておきましょう。(参考:2023年版速修テキスト「企業経営理論」p231)